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皮膚腫瘍

皮膚良性腫瘍について

形成外科では頭や顔から足先までの様々な場所の皮膚腫瘍の治療を行っています。主な皮膚腫瘍は、色素性母斑(巨大なものは巨大色素性母斑の項参照)、脂腺母斑、表皮母斑、脂肪腫、粉瘤、石灰化上皮腫、脂漏性角化症、血管腫(レーザーの項参照)など多数あります。整容的にきれいになることも目指しています。治療方法は、電気メスで焼きとる方法、くり抜く方法、切除して縫合する方法などがあります。

皮膚悪性腫瘍について

皮膚悪性腫瘍(皮膚がん)の手術治療も、形成外科の手技の一つです。主な腫瘍としては、基底細胞癌や有棘細胞癌、乳房外パジェット病などがあります。切除した腫瘍は、完全にとりきれているかどうかを確認しています。腫瘍の切除に伴い生じた皮膚の欠損に対しては、小範囲の場合は、縫合閉鎖や皮弁術(皮膚の血流を保って移植する方法)、広範囲の場合は植皮術を行います。手術方法に関しては、腫瘍の切除範囲や整容的なことを考慮して個別に選択しています。