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基礎・臨床研究

京都大学形成外科学教室では再生医学、創傷治癒、皮膚微小循環研究などの研究を行っていますが、おのおのが密接に関連しており、それぞれが臨床に直接役立つことを重視しています。

各研究の詳細はメニューよりご確認下さい。

研究情報の公開について(オプトアウト)

現在、臨床研究は『人を対象とする医学系研究に関する倫理指針』に基づき実施することが定められております。本指針では臨床研究を「介入」や「侵襲」の有無により区別しています。特に扱う手技や検査が治療経過に大きく影響する場合、そしてそれらが痛みやリスクを伴う場合には文書で説明・同意を行い実施します。一方臨床研究のうち、カルテ情報のみを用いる研究や、余った検体のみを用いる研究については、「介入」や「侵襲」が無いため、対象となる患者様から個別に同意を得る必要は求められておりません。その代り研究に関する情報を公開し、さらに拒否の機会を保障するようにしております。これを「オプトアウト」と言います。
現在形成外科で行っている臨床研究のうち、オプトアウトを行っている研究は下記の通りです。研究への協力を希望されない場合は、下記に記載されている各研究の担当者までお知らせください。

 

             情報公開文書 

軸後性多趾症のX線形態学的分類法と術後骨格形態との関係に関する研究

    1.研究の名称

    軸後性多趾症のX線形態学的分類法と術後骨格形態との関係に関する研究

     

    2.研究の目的と意義について

    多趾症は趾の異常重複を特徴とする足先天異常の一つです。発症頻度はおよそ2000人に1-2人ほどで、特に腓骨側

    過剰趾のある軸後性多指症が多く認められます。

    日本では、過剰趾に対して手術適応があり、1歳前後に手術が行われております。軸後性多指症は様々な骨形態をとるため、第5趾と第6趾のいずれが重複趾かの判断が難しかったり、術後どのような骨格形態に変化するかについてもいまだ不明な点が多く、術前の外転変形が遺残してしまったり、術後に外転変形が増悪してしまうこともあります。そこで、術前の形態学的特徴から術後の骨形態を評価することを目的とした観察研究を計画しました。

     

    3.研究の方法と期間について

    形成外科の診療録から2011年4月1日から2018年3月31日までの間に軸後性多趾症で手術をうけた患者さんを抽出します。それを形態学的に分類し、術前と術後2年以上のレントゲンを評価します。

    全て既存の記録を用いますので、新たな検査や治療をお願いすることはありません。

    当病院の倫理委員会による倫理審査承認日より1年間を研究期間としています。

     

    4.研究の倫理審査について

    この研究は、研究対象者の方の人権が保護されているか、また安全性および科学性に問題がないかについて慎重に審査され、京都大学大学院医学研究科・医学部及び医学部附属病院医の倫理委員会の審査を受け、京都大学大学院医学研究科長および京都大学医学部附属病院長の許可を受けています。

     

    5.プライバシーの保護について

    この研究では患者様の性別や手術年齢、手術内容、X線およびその計測結果などの情報を取得して解析します。得られた情報は、研究の成果として専門の学会や学術雑誌に発表されることもありますが、研究対象者の方のプライバシーは十分に配慮し、個人に関する情報(氏名など)が外部に公表されることは一切ありません。また、写真などの情報を用いる場合も、個人が特定されることがないように慎重に配慮いたします。

     

    6.情報の利用目的・利用方法

    対象となる臨床情報については、研究対象者が特定できる情報を削除後に使用いたします。
    研究で得られた結果を、医学的な専門学会や専門雑誌等で報告させていただきますが、プライバシーにかかわる個人情報は一切公表されません。また、この研究で得られた情報が本研究の目的以外に使用されることはありません。

     

    7.研究終了後の結果の取り扱いについて

    得られたデータは、京都大学医学部附属病院形成外科にて論文化から少なくとも10年以上保存されますが、関係者以外の目に触れることはありません。その後は、個人情報漏洩などが起こらないように細心の注意を払った上で破棄いたします。

     

    8.資料の入手・閲覧、提供の停止について

    他の研究対象者の個人情報保護や研究の独創性の確保に支障のない範囲で、この研究に関する資料を入手・閲覧することができます。また、研究対象者またはその代理人の方の希望に応じて、得られた情報の利用や提供を停止することも可能です。また、研究の実施に同意しない、および同意を撤回しても、不利益を受けることはありません。ご希望がありましたら、担当医師にご連絡ください。

     

    9.研究の資金源・利益相反

    1)資金源
    形成外科運営費

    2)利益相反
    この研究は記載すべき経済的な利益関係や利益相反はありません。利益相反については京都大学利益相反ポリシー、京都大学利益相反マネジメント規程に従い、京都大学臨床研究利益相反審査委員会において適切に審査しています。

     

    10.連絡先とお問い合わせ先

    何か分からないことや心配なことがありましたら、下記の担当医師か相談窓口にご連絡下さい。

    ■京都大学医学部附属病院 形成外科 齊藤 晋
    TEL:075-751-3613  FAX: 075-751-4340
    ■京都大学医学部附属病院 相談支援センター
    TEL:075-751-4748 E-mail:ctsodan@kuhp.kyoto-u.ac.jp

     

    11.  研究機関および研究責任者

    研究機関 :京都大学医学部大学院医学研究科                形成外科
    研究責任者 :京都大学医学部大学院医学研究科             形成外科 准教授 齊藤 晋

    個人情報管理責任者 :京都大学医学部大学院医学研究科 形成外科 准教授 齊藤 晋

     

    情報公開文書(R2181)

    形成外科Cadaver Workshopの開催

     

    1. 研究の目的と意義について

    形成外科では、先天異常や外傷、悪性腫瘍の切除後の方々に対して、体のさまざまな部位に関する機能と整容の改善を目指して、手術による治療を行っています。個々の形成外科医が高い技術で手術を行うためには、トレーニングによる手術手技の向上が非常に重要です。また、最新の知見を含む手技や、高難度手術への取り組みは、実際の手術の前にシミュレーションを行い、安全性や確実性を検証する必要があります。

     

    1. 研究の方法と期間につい

    京都大学医学部クリニカルアナトミーラボ(CAL)プログラム(倫理委員会承認番号:R1785、献体を用いた医師・医療従事者の教育・研究プログラム)に基づいて提供いただいたご献体を用いて、形成外科に関する手術手技教育を行います。

    当病院の倫理委員会による承認日より2024年3月31日までを研究期間としています。

    1年間に6~10献体の想定のもと、研究期間内に合計40献体について予定しています。

     

    1. 情報の利用目的・利用方法について

    得られた情報は、解剖学的な知識や手術手技の向上を目的とした研究資料として使用します。プライバシーに十分配慮した上で(下記項目5)、専門学会や学術雑誌に発表する場合があります。

     

    1. 研究の倫理審査について

    この研究は、研究対象者の方の人権が保護されているか、また安全性および科学性に問題がないかについて慎重に審査され、京都大学大学院医学研究科・医学部及び医学部附属病院医の倫理委員会の承認および、京都大学大学院医学研究科長および京都大学医学部附属病院長の許可を受けています。

     

    1. プライバシーの保護について

    得られた情報は、プログラムの成果として専門の学会や学術雑誌に発表されることもありますが、研究対象者の方のプライバシーは十分に配慮し、個人に関する情報(氏名など)が外部に公表されることは一切ありません。また、写真等の情報を用いる場合も、個人が特定されることがないよう慎重に配慮いたします。

     

    1. 研究終了後の結果の取り扱いについて

    得られたデータは、プログラム参加者にて保管されますが、個人情報漏えい等が起こらないように細心の注意を払います。

     

    1. 資料の入手・閲覧、提供の停止について

    他の研究対象者の個人情報保護や研究の独創性の確保に支障のない範囲内で、この研究に関する資料を入手・閲覧することができます。また、研究対象者またはその代理人の方の希望に応じて、得られた情報の利用や提供を停止することも可能です。ご希望がありましたら、担当医師にご連絡下さい。

     

    1. 連絡先とお問い合わせ先

    何か分からないことや心配なことがありましたら、下記の担当医師か相談窓口にご連絡下さい。

    ■京都大学医学部附属病院 形成外科    担当医師 津下 到

              TEL: 075-751-3613   FAX:   075-751-4340

    ■京都大学医学部附属病院 相談支援センター

    TEL: 075-751-4748      E-mail:ctsodan@kuhp.kyoto-u.ac.jp

     

    1. 研究機関および研究責任者

    研究機関                       :京都大学医学部附属病院

    研究責任者                    :京都大学医学部附属病院 形成外科     教授    森本 尚樹

    個人情報管理責任者        :京都大学医学部附属病院 形成外科       准教授   齊藤   晋