顔面軟部組織損傷・骨折
顔面軟部組織損傷
骨まで達しない傷に対して治療を行っています。 顔には目、鼻、口、耳など重要な組織が存在します。 そういった組織に損傷があれば、見た目だけでなく機能面でも障害を引き起こすため救急処置での対応が大切となります。 また傷が治ったあとの瘢痕(傷あと)や拘縮(ひきつれ)に対する二次修正も行っています。
顔面骨折
交通事故、転倒、人為的外傷などにより顔の骨が折れた場合、部位によっては変形を生じたり機能障害を引き起こします。 治療は受傷後2週間以内であれば整復可能です(新鮮骨折)。特に顔面の骨折は癒合が早く、受傷された場合はできるだけ早期の受診をお願いします。また、時間が経てば折れた骨がずれた位置で固定されてしまうため(陳旧性骨折)、骨切りを行い元の位置に戻したり、移植手術が必要となります。
手術は必要最小限で、術後傷の目立たない部位を切開してアプローチします。骨の固定には必要があれば原則として吸収性のプレートとビスを用います。